新名古屋市長・愛知県知事誕生 2011年2月

-大逆転のリコール成立-

河村たかしさんの支援団体「ネットワーク河村市長」を中心とした請求代表者が昨年8月、市議会の解散を求める署名集めを始めた。河村さんが提案した恒久減税と地域委員会、議員報酬半減に反対する市議会は民意を反映していないというのが請求理由だった。市議会側は街頭や集会で「市長によるリコール主導は議会制民主義の否定だ」と反発したが、提出署名は46万人分を超えた。市選管は「誤字脱字は無効」と従来より厳しい基準で審査。「一部に違法収集の疑いがある」と審査期間を1ヶ月間延長して署名の有効性を確認した。昨年11月24日、市選管は有効署名を35万3791人と発表。住民投票の必要数に1200分足りず、リコールが不成立の見通しに。河村さんは「責任をとる」と辞意を表明した。

ところが、署名簿を閲覧した請求代表者を中心に32000人分の異議が申し立てられ、最終的に有効署名は36万9000人を超え、大逆転で住民投票の実施へこまを進めた。